地方のサッカークラブを応援することから学ぶブログ

安曇野市に住みながら松本山雅というサッカークラブの応援を通じて学ぶことを中心に書いています

下川陽太の現在地について

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下川陽太が少し
試合出場から
遠ざかっている
ことに
気になっている


昨年は松本山雅
強化指定選手として
現役の大学生ながら
8試合に出場
今年はルーキーイヤー
として晴れて正式に
チームの一員になった


開幕戦は
アウェイ横浜FC戦では
左サイドでスタメン

しかし第4節で
スタメンを外れ
第8節からは
ベンチ入りからも外れ
GWの連戦最後の
岐阜戦にベンチ入り
したものの
出場機会はなかった

この状況について
私見も含めて少し
掘り下げて考えてみる




下川陽太の特徴は
その負けん気の強さと
攻撃的な姿勢

仕掛ける
えぐる
ダメでもまた
仕掛ける

それを体現したのは
デビュー戦となった
昨年の
アウェイ名古屋戦
プレーは圧巻だった


大学に戻らなければ
いけなかった為
プレーできたのは
8試合に留まるが

昨シーズン
チームに勢いをもたらした
選手の1人であり
見てる人のハートを鷲掴む
アグレッシブなプレーは
ひたむきさや泥臭さは
松本山雅らしさが垣間見える


課題は守備

昨年は反町監督
会見でも
「いいかげん」
という言葉が出ていた通り

下川の活躍と平行して
対戦相手のチームが
下川が位置する左サイドの
裏を突いてくるケースは増えた

それでも起用は続けられた

その時は下川の
課題の守備に目を向けるより
長所の攻撃を買おう
という優先順位だったと思う

結果的に
それがチームに勢いを
もたらしたことは事実
当時ケガ人が多数出ていた
左サイドを固定する意味でも
彼の存在は大きかった



次に現在のチーム内で
ライバルになるのは
誰なのかを整理していく


左サイドを務める選手

石原崇兆安川有・志知孝明

この3選手と捉えて話を進める



現状で
最大のライバルは
石原崇兆と考える

先ほど書いた
長所や特徴的も含め
攻撃面に強みがある選手

下川と重なる点も多い

開幕戦から数試合は
スタメンとベンチが
下川と石原
それぞれが試合毎で
逆転していたことからも
1番の競争相手と
考えるのが妥当である


次いで安川有

今シーズンは
怪我で出遅れるも
GW初日の
アウェイ愛媛戦で
ベンチ入り復帰
次のホーム水戸戦では
即途中出場を果たす

左サイドはもちろん
3バックの左DFも
両方出来るのは
最大の強みだ

また183㎝も貴重な高さ

その身長は三島康平と同じ
今年の松本山雅
身長180㎝以上のDF登録は
飯田 安川 森本 ジョジヌ
の4人だけ
森本とジョジヌの2人が
新卒加入であることも
安川の存在を心強くする


攻撃面においても
昨年は4得点を記録
機を見てスルスルと
前線に上がっていき
「いい所にいて決めている」
という印象がある


この2人は
出場試合数など
全ての経験値において
下川より上を行く

なのでもう1人の
志知孝明とは
石原と安川への挑戦権を
めぐって戦うという
図式が妥当と見ている




左サイドの
相関関係がある程度
整理出来たところで
タイトルにもある
現在地について掘り下げる


個人的に
最大の競争相手の
石原がかなり調子を
上げてきていることが
下川の出場機会を
左右する要因の1つと考える


石原は攻撃面での
貢献が目立っているが
守備面での貢献も大きい
あのポジションで
求められる2つの役割を
高いレベルでこなしている


それは昨年も務めた
アタッカー(シャドー)の位置が
今年の補強により最大の
激戦区になってる
ことも関係していると思う

シャドーから左サイドへ

まず試合に出るために
石原がその辺を考えて
プレーしていても
何ら不思議なことは無い

※この辺の石原関連はまた
別で書きたいと思っている



また
CBも左サイドも
両方が計算できる
安川が復帰したことで
今後もベンチ入り含め
メンバー内競争は一層
激しくなってくるのでは
と予想している





そして最後に

ここまで書いてきて

今後のことを
考えた時に
とても個人的な意見を
書いておく



今年
ポジションを
競う最大のライバルが
石原だと考えると若干
分の悪さを感じる



夏の移籍マーケット

本人が希望するならば

出場機会を求めての
早期レンタル修行も
私はありだと思う


彼の負けん気の強さ
強気なメンタルには
実戦経験を
多く与えることが
よりプラスに
働くと思うからだ


もちろん
負けん気の強さと
メンタルの強さを
辛抱強さに変えて
練習の中から
アピールを続け
出場機会をうかがうのも
1つではある
※そっちの方がうれしいが…


仮に今の状態が
シーズンの終盤まで
続くとなった場合
彼にとっての
今年1年の使い方は
もったいないと思う


それは同時に

近い将来チームの未来を
間違いなく担う人になる
期待の若手の1人として
いち早く別環境でも
伸びる場を与えた方が
よいのでは?という考えだ


また彼の場合は
他の大卒選手と違い
昨年リーグ戦で
8試合に出てる実績がある

故に
今の自分がやれること
チームの内の立ち位置
課題点など含め既に
自分がやるべきことを
認識している可能性が高い


まずは出場機会を得て
実力を付けていく方法は
昨年から今年にかけて
同じくらいの歳の
前田大然が実証した

チームの底上げが
厚くなっていく以上は
若い内であればあるほど
自身の成長を
外部環境に求めても
長期的に見た場合に
ありかなと感じる