大敗からもらえる権利
大敗
この言葉から
思い出される
松本山雅の試合
J2昇格からの
リーグ戦に限定すると
下記の試合になる
まずは2013の
J2シーズン
10/20にアウェイで行われた
vsヴィッセル神戸戦
スコアは0-7である
・得点者
11分森岡
40分ポポ
58分河本
62分小川
67分橋本
71分杉浦
82分相馬
・シュート数
神戸:24本
松本:9本
次いで2015
J1シーズン
7/15にアウェイで行われた
vsサンフレッチェ広島戦
スコアは0-6である
・得点者
3分オウンゴール
6分オウンゴール
19分柏
69分ドウグラス
76分柴崎
87分柴崎
・シュート数
広島:9本
松本:9本
そして最近
この大敗の歴史に
名を刻む新たなゲームが
生まれてしまった
2019 J1シーズン
5/18にアウェイで行われた
vs鹿島アントラーズ戦
スコアは0-5である
・得点者
25分レオシルバ
47分白崎
54分セルジーニョ
65分白崎
83分中村充
・シュート数
鹿島:13本
松本:5本
3試合分
こうして記録の一部を
並べてみると色々と
わかることがある
まず全試合に共通して
松本山雅の得点は0
失点以上にやり返す力が
無かったことがわかる
次いで失点の仕方
前半なんとか凌いだが
後半になると防ぎきれず
特に試合終盤に立て続けに
失点を食らうパターン化
相手のシュート数に関して
神戸や鹿島は松本の倍以上
広島は驚きの同数であるが
そもそも最初の2失点が
松本山雅のオウンゴール
自滅からのスタートだった
とはいえ広島が決定機を
仕留める力も大きかったとも
この試合は
他の2試合と比べ
大敗の意味が違うかも知れない
もう一つ
自分の中での鹿島戦が
過去の神戸戦と広島戦と
決定的に異なる部分がある
それは
現地で観戦していたことだ
私は前記した
2試合を現地で観ていない
神戸はテレビで見ていた
広島は水曜日開催もあって
ハイライトで見た程度
いやハイライトすら怖くて
見えなかった記憶だ
テレビで見てる時
嫌な試合はチャンネルを
切る/変えることが出来る
その場で強引に
切り替えることが出来るのだ
現地はそれが出来ない
もちろん
その場から足早に
立ち去ることは出来る
ただ相手サポーターが
勝利を祝う歓声と
その雰囲気に包まれた
スタジアムが圧倒的な
敗北感を味わわせる
※ひっくり返せば
勝った時にはそれが
最高の瞬間なのだけど…
鹿島で正にそれを受けた
気持ちを切り替えるにも
なかなか時間がかかった
ただ同時に
大敗を現地で食らうという
初めての体験をしたのだから
それは仕方ない
とも思うようになった
2015と2019のシーズンに
神戸に勝った時
あの0-7の時に現地に居た人は
自分の感じてる喜び以上に
喜んでるんだろうなと思った
そう考えると
私は「権利」を
手に入れたことになる
鹿島に勝った時に
さらに喜びを上乗せして
噛みしめられる権利
鹿島には神戸同様
2015シーズンに
ホームでは勝っている
しかし
鹿島に限らず神戸も広島も
アウェイでは
未だ勝っていない
あの大敗を食らった地で
まだ勝利を手にしていない
権利に有効期限は無いので
ずっと持っていようと思う
ただなるべく早く
この権利が働く日が来ると
うれしい限りである
しかし最大で3つの権利を
持ってる人もいる訳なので
その方には本当に頭が下がる