W杯の日本戦が教えてくれたこと
ロシアW杯がもうすぐ終わる
決勝は
フランスvsクロアチア
ヨーロッパ同士になった
アジアで見ると
予選突破は日本だけだ
南米がベスト4に1ヶ国も
残らなかったのは珍しい
と言われる一方で
アジア勢の戦績については
大きな扱いは無かった
なので実質的に
開催国がロシアなのもあって
ヨーロッパの国の大会になった
という印象が強い
しかし
アジア唯一の予選突破が
日本というのは誇らしい
しかも今回
日本が戦った試合は
とても学ぶものが多かったと思う
ここでいう
「学ぶもの」とは
普段はJリーグを見てる
またはJリーグでチームを
応援している1人の人間に
ワールドカップという舞台でも
同じような試合があるのだと
思わせてくれたという意味だ
※もちろん技術やレベルは違う
その理由を1試合ずつ記していく
●早い時間で10人は厳しい
予選リーグの最初の試合
vsコロンビア戦である
開始早々のプレーで
日本はPKを獲得し
コロンビアはPKを与え
かつ1人メンバーを失った
コロンビアが1度追い付いて
その後日本がまた逆転し
ひっくり返してはいるものの
10人でやるのには限界があるなと
改めて見て思った
特に前半早々での退場である
vs大分トリニータ
前半に退場者を出した松本は
先制するも同点から逆転され
さらにはとどめに2発
トータルスコア1-4で負けた
ゲームプランという
どうゲームを進め勝ちにいくのか
それはやはり10人になると
描くことが余計に難しくなると
再認識したゲームだった
●2-0は危険なスコア
決勝進出トーナメント1回戦
vsベルギー戦である
後半で立て続けに
ゴールが生まれて2-0
まだ時間がたっぷりあった
ベルギーの2枚替えから
猛攻がはじまり
あれよあれよと2失点
こうなると
リードしてる人間と
リードされている人間の
精神状態は真逆になる
受け身になるつもりは
ないのだろうけど
選手はずるずると
後ろに後ろに下がっていき
心臓に悪いゲームを
ただただ願いながら見る
これもまたJリーグでも
よくみるシチュエーション
松本山雅だと
2015年のJ1リーグでの
挑戦がそれにあたると思う
ロスタイムで同点
さらには逆転弾を食らう
勝ち点3いや勝ち点1でもいい
慎重に行こうとすればするほど
リードは奪われ勝ち点も失った
ベルギーはロスタイムに
完璧なまでの
カウンター攻撃で逆転弾
トータルスコア3-2
よく言う
2-0は危険なスコア
という認識を改めて強めた
●目的の為の戦い方
最後はvsポーランド戦
決勝トーナメント進出を決めた
予選リーグ最後の戦いだ
この試合のポイントは
残り約10分間のボール回し
ここだけ切り取ると極めて
消極的なプレーと映るが
カメラのレンズを引きにして
景色全体を見渡すようにして
見ていくと見方は変わると思う
要するに何が目的で
その為にどんな手段を使ったか
これがJリーグで似たような
レギュレーションで表せるか…
と絞り出すがあまり記憶にない
ただしこんなような状況は
これから十分に考えられる
勝ち点同じ
得失点差同じ
直接対決もドロー
だから反則ポイントで
J1自動昇格が決まるよ
と仮になる可能性もある
勝ってJ1に上がれれば理想
しかし
上がることに目的があるなら
そこはどんな手を使ってでも…
に考えが及ぶことと同義だ
この戦い方を
ワールドカップで体現できて
かつ見事に成功させたことは
もう少し先の未来で正当に
評価される事案じゃないかと思う
だからここだけは未来案件
この状況と
似たようなが試合が
松本山雅のゲームで来た時に
このブログでまた
取り上げたいと思います