移籍後初ゴールのインパクト
松本山雅は
アウェイで
2-0と勝ちきった
得点者は
FW前田大然の
復帰弾
そして
MF藤田息吹の
移籍後初ゴールだ
藤田息吹は
プロ通算で2得点目
普段のポジション柄
得点をバンバン決める
選手ではない
それだけに
この試合の
得点にはたまげた
ペナルティエリアから
少し外から放った
美しい弾道のシュート
GKがどうやっても
触れられないコースで
ゴール角に吸い込まれた
松本山雅に
移籍して来た選手には
松本山雅で
たくさん活躍して欲しい
その活躍が
頂点に達するのが
誰にもわかりやすいカタチ
すなわちゴールだと思う
選手の移籍後初ゴールは
その選手の印象を
色濃く心に焼き付ける
あいさつ代わりの1発
なんて言われるけど
まさに
選手の自己紹介弾って感じ
今年移籍してきた選手は
この自己紹介が強烈過ぎる
藤田息吹以外にも
アウェイ福岡戦で
ロスタイム弾を決めた
FWのジネイ
ホームの山形戦で
値千金の勝利点を決めた
DFの浦田延尚
次はどんな自己紹介が
飛び出すのか
残り5試合になったが
自己紹介がまだの選手は
早くド派手な自己紹介を
待つばかりである
好きな人たちと好きな試合を
松本山雅の試合が
遠いアウェイで行われる場合
試合中継が出来るお店でよく
パブリックビューイングをする
※以下PVと称します
PVって聞くとまたは書くと
日本代表の試合を
お店の中の大画面で放映し
サポーターという
共通項で集まった
不特定多数の人たちが
試合結果に一喜一憂し
得点が入れば誰彼構わず
ハイタッチを交わす空間
その先には
渋谷のスクランブル交差点で
DJポリスが夜な夜な活躍する…
という感じだろうか
オーバーに書き過ぎか
私のやるPVは明確に違う
特定少数の
心許した仲の良い好きな人と
美味しいご飯を食べながら
みんなが好きなチームの
大一番を一緒に応援するという
極めて緩く快楽的な空間である
この空間の良い所は
たくさんあるが1つあげると
普通のPVと違って
精神的な衛生が事前に
約束されていることが大きい
勝っても負けても
その場の雰囲気で不快にならない
ということだ
試合の結果によって
精神的に凹むというのは
普通のことだと思っている
ただしそこに
心無い野次や的外れな罵声が
加わると傷口に塩
ただでさえ悲惨な試合結果に
輪をかけるように
ネガティブが襲いかかる
この点を回避することが
出来るのだから
試合を楽しむことに集中できる
PVをやると
毎回思うことがある
誰と一緒に見るのかは
極めて大事という点だ
先制点を取られた
同点にされた逆転された
応援してるチームにとっての
逆境がはじまった時に
「大丈夫だ」と思える力の
強度はそこが大きく左右する
そこの精神力が太ければ
1人でも大丈夫なのかもしれないが
そうでない場合は
周りの人から肩を借りるように
「大丈夫だよ」の思いを借りる
私はその1人だ
1人の「大丈夫だよ」は
浸透するように周りに伝わる
周りとは自分が
心許した仲の良い好きな人たち
だから伝わる速度は速く結束も強い
こう書くと変だが
多少のピンチがあると
PV的にはちょうどいい
みんなの結束が強まる瞬間が
見て取れるのと
ピンチから一転して
試合をひっくり返すことが
最高に気持ちいいからだ
それはひっくり返したこと
ではなくて
みんなで結束して
ひっくり返したんだ
ということに価値を
置き換えてるからかもしれない
でもそれでいい
そう思える人たちと
空間があることに
PVの価値があると思っている
実はこのPV
いつもの仲良しメンツで
観戦した試合は
全てまだ負けなしである
それがまた次に
開催する楽しみになっている
サンプロアルウィン展覧室にて
松本山雅の
ホームスタジアムである
という
イベントに参加してきた
この日はピッチ解放前に
スタジアム内も見れる
探検ツアーが組まれていた
4つの班に分かれ
それぞれ別々のルートで
普段は見ることの出来ない
スタジアムの中を回る
私の回ったルートは
こんな↓感じだった
操作室
展覧室
特別会議室
選手ロッカールーム
ウォーミングアップルーム
無料開放スタジアムへ
その中でも一際
豪華だったのは展覧室である
よくニュースで
「代表監督がお気に入りの
選手観に来てますこの試合」
的な絵を映す時に
ガラス越しに映るあの部屋
カメラすら入れないあの部屋
まさか
サンプロアルウィンで
その中身を見れるとは
思ってもいなかった
サンプロアルウィンの
展覧室には過去に
あのジーコやオシムなど
日本代表監督を務めた
サッカー界の名だたる
レジェンドたちも
来たことがあるという
もはや松本の異空間である
ピッチが見渡せる広い窓
晴れた日に映える山々
その前を時に飛行機が通過
中でも座らせて頂いた
ソファーのフカフカさ
これにはいたく感動した
こんなフカフカな
ソファーに腰掛けて
目の前でつまんない試合でも
しようものなら即刻
眠落ちでロスタイムだぜ
と選手やチームに
言わんばかりの設計だ
だんだんと
心地よくなったからか
案内してくれた係の人に
「ここに普通に来たら
金額はおいくらほど
かかるんでしょうか」
と無料で入れたことを
いいことに質問してみた
「50000円です」
うん
ユニフォームが
ホームとアウェイで
2枚替えるね
「もうすぐ移動しますー」
係の人が
切り替えるように言っている
現実に戻る前に
このソファーの感覚だけは
なんとか持ち帰ろうと
ケツにギュッと力を入れて
出来る限りの感覚を切り取った
選手ロッカールームの
イスに座りすぎて
その感覚を忘れるのは
そこからわずか10分後である
アルウィンの芝生無料開放
という
イベントに参加してきた
松本山雅の
ホームスタジアムとして
普段試合で使われる
サンプロアルウィン
その芝生が
無料で開放され
申し込めば誰でも入れる
この芝生
昨シーズン終わりに
全面貼り直しの
工事が行われた芝生だ
そこに興味があった
それって
どれほどのものなのかと
事前に消毒液が
染み込んだ
マットを踏んで
ピッチに足を踏み入れる
素人の感覚でも
芝がフワフワと
してるのがわかる
心地がいい
子供のサッカー教室用に
ご用意していただいた
無造作に転がるボールを1つ
借りてきてドリブルしてみる
ぐるーっと1周
ピッチのはじっこから
一歩一歩ゆるゆると
スタンドの席を見ながら
終点は
真ん中のセンターサークル
贅沢にも丸の中に寝っ転がる
そういえばこうやって
寝転がってる選手いたな
ここに大歓声が降り注いで
どんな気持ちで聞いてたんだろ
今となっては
よくわからないけど
きっと心地よかったんだろうな
やっぱりここで
歴史的瞬間を見たいなと思った
選手クジで推しの選手は出ない話
ホームで
愛媛FCとの対戦試合
この試合のイベントで
販売された
ボンフィンストラップは
選手グッズの中でも
お気に入りの1品である
選手1人1人名前が入った
緑と白の色違いのリボン
加えて
4人の選手は
写真が入ったもう1パターン
守田達弥 藤田息吹
前田大然 永井龍
そしてガンズ君もまた
写真付きである
1回200円で
リボンは同選手で2本
なかなかお得だったので
8本分やってみた
結果が写真の結果である
なかなか引きがいい
全員がこの日の
スタメンであった
しかし
今年ユニフォームを買った
前田大然が出ない
さらにはいつも出てこない
石原崇兆もまた出てこない
石原くんはおそらく1番人気
SNS上ではいつも
迷子のお知らせかの如く
いろんな人が探している…
これだけ良い引きでも
個人的な推し選手と
1番人気の石原くんは
もう自分の手では
引き出せないなと確信した
カッパとかけて控えGKと説く
松本山雅の
試合を観に行くとき
荷物には必ず
「カッパ」を入れている
しかしこのカッパ
控えのゴールキーパーの如く
なかなか出番が無い
何故なら
持ってきている本人が
使うのを嫌がるという
矛盾した気持ちを
持ってるからだ
カッパ
まず
出すのが面倒くさい
次に
しまうのが面倒くさい
出すのもしまうのも
面倒くさい
だからやむなく出す時は
それ相応に
出さないといけないくらいの
雨にならないと出したくない
この通り
1番面倒くさいのは
そんな気持ちを
カッパと一緒に持っている
ご本人である
しかし
本当に困った時に
これだけ助かるものはない
そこもまた
控えのゴールキーパーと
同じくらいの存在感が
あるのである
それは飯田のゴールでしょ
J2リーグ第35節
3-3の引き分けで
勝ち点1の結果に終わる
1番印象に
残っているのは
松本山雅の2点目
ゴール前の混戦から
誰かの足に当たって
ボールは
山形のゴールに入った
彼も「俺!?」って
言う感じで
周りの味方の確認してる
「そうですあなたです」
DAZNの前で深くうなずく私
しかし
「オウンゴールということです」
と乾いた女性の声
いやいやいや
ちょうどTwitterを開いて
DAZNを見ていたので
トークラインを見ると
フォロワーの山雅サポは
みな同じ意見である
「いーちゃんだよ」
「当たってるって」
「しかも足だよ足」
足だよ足?笑
飯田が足でゴールした
という異質な?状況で
盛り上がりたい
そんな特有な感じもした
極めつけはこの試合を
DAZNで解説していた
佐藤悠介さんである
「飯田のゴールですよ」
「当たってますよ」
「すねに当たってます」
さっきのトークラインに
あがっていたセリフを
テレビ用に丁寧に言語化
しただけのセリフが並ぶ
前半が終わり後半に入る時
「飯田選手のゴールになりました」
と乾いた女性の声
得点者の公式記録が
オウンゴールから
飯田選手に変わったようだ
「そうでしょうーー」
今日イチの納得声で
解説は佐藤悠介さん
いい気持ちで後半に入った
1番すがすがしい気持ちで
後半に臨んだのは
佐藤さんのような気がしたが