地方のサッカークラブを応援することから学ぶブログ

安曇野市に住みながら松本山雅というサッカークラブの応援を通じて学ぶことを中心に書いています

開幕あけましておめでとうございます

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いよいよ明日
J2の2018シーズンが開幕する

松本山雅の初戦は
アウェイ横浜で横浜FC
2年連続の対戦カードです


昨年はカズの誕生日で
マッチデー表紙もカズで
ネットもエルゴラやべっち
カズ カズ カズ…でお腹いっぱい

今年はもう食べれません笑
そして良い結果で終えたいです



開幕戦
久し振りに会う人も多い

サポーター活動は
シーズン最後の試合があった
11月下旬以来
期間にして約3ヶ月振りになる

1年の3/4は
同じ喜怒哀楽を共有して
残り1/4は
素性があまりわからない

これって客観的に見てなかなか
おもしろい関係性だなと感じる

まぁ忘年会や新年会やるから
全く会わないってわけじゃない
でも忘年会や新年会を
開ける関係性であることが
それもまた客観的におもしろい



開幕戦での挨拶は

あけましておめでとうございます

がピッタリだ

「サッカーの応援で会う人」
「応援きっかけで仲良くなれた人」

というカテゴリーが
いつ頃が自分の中に出来た今
ピッチでプレーする選手以上に
スタンドで一緒に応援する人達から
今年も多くのことを学びます


本年もどうぞよろしくお願いします

それもまたコミュニケーション

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相変わらず
平昌五輪を見ています


今回の冬季五輪では
カーリング
ちゃんとわかりました

ちゃんとわかった
というのは
どう攻めたらいいのか
点を獲れるのか
そして勝てるのか

これがわかったので
余計に1試合1試合奥深く
感じてハマっていきます



試合序盤でよく見る流れ


ストーンを置く
相手がはじく
また置いていく
相手がはじく
また置いていく
相手がはじく…


これ最初の頃は
なんとも思わなかったけど

先行と後攻がゲームを
大きく左右するカーリング
ここもまた1つの流儀で
お互いのコミュニケーション
みたいなものかなと妙に納得



そういえば日常でも

自分が置いたモノを
確実にはじいてくる人いるな
よくわかんないけど
とりあえずはじいてくるよな
もしかしたらあれもまた
向こう側がとってる
コミュニケーションであり
流儀なのかもしれないな




しかし今日の記事は
このブログの主旨とあまり
関係ないモノになりました笑


まぁ そういう日もあります
そだねー

ワントップの気分を味わう方法

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先日 3月3日に開催される
松本山雅のアウェイ新潟戦の
チケットをコンビニで
発売日きっかりに買いました

今回向かったのは
手数料のかからない
セブンイレブン
販売開始10分前に行って
5分たつと…同じように
私の後ろに並ぶ人
スマホカバーが緑なので
多分目的は同じでしょう


(さすがは松本市だな…)


普段は長野市で仕事をしてるので
大事なチケットの発売日の場合は
あえて長野市のコンビニで買います

発売の時間になってもコンビニの
機械の前に行列など出来るわけもなく…

その大きな違いに北信と中信を感じます



2015シーズンに
こんなことがありました


ホームアルウィン
横浜Fマリノスとの試合
チケット発売日を実家の
安曇野市で迎えることになり
初の中信でのチケット購入です

このシーズンはJ1ってこともあり
どの試合も軒並みチケットは完売

横浜Fマリノス
松本山雅に移籍してきてくれた
松田直樹選手が在籍していた
チームとの試合も売り切れ確実です
当時シーパスを持ってなかった
親のチケットを買いに行きました


コンビニには失礼ですが
「ここには来ないだろ~」という
店舗の位置的にも お店ブランド的にも
かなりマイナーなとこを突きました


考えてることはみんな同じで笑


私が知る限りの
そのコンビニの集客最高値を
マークした日になりました
※そのお店にはクソ失礼な話です


その日の私は機械の前
すなわち先頭に立つことが
出来ていました
自分の後ろにどんどんどんどん
列が出来たことを今でも覚えています



先頭です 布陣にするとワントップ

そう 私はオビナ(当時のワントップFW)



なんてことをボンヤリ考えていた
チケット発売10分前
後ろに並んでた人から声が掛かります


「あの…」

 (なんだい、ユウゾウ、ナオキ)

※当時シャドーだった岩上祐三
前田直輝に向かってオビナが会話を
し始めたと頭の中でご想像ください


「山雅のチケット買われます?」

「はい、横浜Fマリノス戦のです」

「それ!席種はゴール裏ですか?」

「はい、一応そのつもりですよ」

「やっぱりみんなそこを買いますよね」

「まずそこを買う人が多いですかね…」

「…もしよければなんですけど…」

「???はい、」

「セットで買ってもらえませんかね?」


なるほどと思った
私の購入は2枚分だったので可能だ

話を聞くと
チケットをコンビニの機械で
買うこと自体も初めてらしく
一緒にやってくれるなら安心と


そしてこのやり取りきっかけに
列の後ろへと伝言ゲームがはじまる


「山雅のチケット買う人ですか」

マリノス戦のチケットですか」

「席種はどこを希望してますか」


結果 何枚かのチケットを席種毎
私が代表として購入手続きすることに


なんかとんでもないことになったな


そして10時 キックオフであります

私はオビナのように
最前線でチケットを執拗に追いかけ
おさめて さばく
おさめて さばく
ユウゾウ!ナオキ!の繰り返し


これがワントップのやり方かー!!


なんて思いながら感じながら
無事に希望分のチケットを
購入手続き完了まで完遂出来ました


ワントップのFWを体感したければ
大事な試合のチケットを発売日に
松本市内のコンビニで先頭に並べば
いいですよ というお話でした

挑む人はいつまでも若い

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あの人って若いよね~

という言葉は
見た目と中身が良い意味で
不釣り合いの時に発生する

私のサポ仲間さんに
まさにそれ!と
当たる方がいるので
整理しながら書いてみる



最初の出会いは
J1昇格を決めた福岡の祝勝会
年齢は聞かなかったけど
その場にいた山雅サポの中でも
最年長かな~?と感じていた

これをきっかけに翌年から
行動を共にさせてもらうと
いろんなコトがわかって来た


まず デジタルに強い

もう少し詳しく書くと
スマホタブレット
誰よりもこなして扱う
LINEだってお手の物
動くスタンプで返信がくる


もう一つが
チャレンジと実行する力

選手名が入った
自作のゲームフラッグ
(以下ゲーフラと略)
そこにさらに手を入れ
電飾で光を灯した時は
もう業者レベルだった

以来
TV中継やネット記事で
ゲーフラは度々映される
それだけが映ることで
「この前のあの試合は
あそこにいたんですね」
と僕らの仲間の中での
GPS機能と化した



少し失礼な言い方にも
なるかもしれないが

年を重ねることは
いろんなことへの
言い訳になりえると
個人的には思っている


新しいことへの挑戦
知らないことの吸収

「むずかしいね」
「ついていけないね」


いつだって
ドロップアウト出来る
年齢が上がることで
実質的に出来なくなることも
たくさんある


それでも
あえてそこを楽しむ
自分の頭と手を使って

山雅サポ仲間でもあり
人生の先輩でもある
この方から今シーズンも
たくさん学ぶつもりだ


昨シーズンのGWは一緒に
初の大分アウェイ観戦に行った

航空券購入に年齢が必要で
その時にはじめて
LINEの返信で年齢がわかり
驚いたことを覚えている
この時はスタンプ以上に
こちらの心が動きまくったが


1泊2日の旅
誰よりも元気で楽しんでいた

お手製ゲーフラが行きも帰りも
空港の検査保安所でひっかかり

「これは何ですか?」

「これ光るんですよ!」

の会話で終始
空港側と平行線を辿った件は
もはや語り草になりつつある笑


トップの写真はその旅で
僕らを大分まで運んでくれた
小型プロペラ機のボンバルディア


「この飛行機!
1度乗りたかったんだよ~!」


旅行の日程を送った後に即
まずこれについて返信してきてくれた

こういうことから ですよね

ルールがわからないという話

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平昌五輪を見ている


冬季オリンピック
夏季オリンピックと違い
ルールがよくわからない
種目が多くある

部活でも体育の時間でも
自分がやったことがない
種目ばっかりだからだ



しかし 見ていて面白い



ジャンプ競技
ウィンドファクターなんて
わかんない言葉も飛ぶけど
要は転ばないでキレイに
1番遠くまで飛んだ人が勝ち


カーリング
指示出しの声が聞こえる割に
何言ってるかわからないが笑
要は全部投げ終わった後で
最後に円に1番近ければ勝ち


細かいルールが
よく分からなくても
大筋のルールが
分かりやすければ楽しい


それはサッカーも同じ事が言える


要は手を使わず
相手のゴールにボールを
たくさん入れた方が勝ちだ

オフサイドという
天敵ルールがあるが
わからないと
先に進めないほどではない


だからサッカーの経験が無くても
見ていて楽しめて
ルールがシンプルな分だけ
性別や年齢問わず幅広く接しやすい


松本山雅がホームタウンの
街全体で盛り上がっている
1つの要素になってると感じる


細かいことよくわかんないけど
見ていてなんだか楽しい!
みんなで盛り上がれる!は偉大だ



一方で

ルールがわからないことが
裏目に出ているのでは?
と考えられるケースがある


スタジアム近隣の路上駐車
スタジアム内の席取り問題
アウェイでの早時待機列形成
練習場でのファンサ問題


この辺は
ルール分からないけど盛り上がってる
の延長線上から出ている問題だと感じる


もう少し正確に言うと


ルールをわかってないのか
わかる気がハナから無いのか
明示されてないことをいいことに
わからないフリをしているか


ピッチ内のルールは
滅多に変わらないけれど
ピッチ外のルールは
半ばチームのサポーターが
守りながら作っているようなもの


街全体の盛り上がりが皮肉にも
マナーの面で反比例を描きながら
少しずつ目立ちはじめている気がする

大阪に住んでる山雅サポの話

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時は2015年の4月

GWの初日に私は
大阪の万博競技場へ
松本山初のJ1シーズン
アウェイでのG大阪

来年には竣工中の
吹田スタジアムでの開催が
決まっていてG大阪にとっては
ホームラスト万博の年だった


そこに あの男は居た

彼は後に西日本を
中心としたアウェイで
時には松本で一緒に
観戦と観光をする仲間になる


彼の第一印象は
超ヤバそうな奴だった笑

とにかく目がヤバい
ランランとしている笑

修学旅行前の学生のように
当日の楽しみが前日の睡眠に
勝ったような感じだった


でもまぁ
それなら悪い気はしない

すでに10人位が並ぶ
アウェイ席自由席の列
彼の後ろについた
この時 時刻は朝8時前


「…松本からですか?」

最初に話しかけてくれたのは
彼からだった
私と同じように松本から来た
学生?かと思ってたので

「そうだよ 高校生?」

と何校か聞くレベルで聞いた

「はい 府内から来ました」

「へ??大阪人ですか??」


今と変わらず
大阪人には見えない風貌と言葉
なんでそもそも
大阪出身の若い子がこんな朝早くに
しかも山雅側の
ゴール裏自由席に並んでいるのか
もうよくわからなかった
夜行バスで大阪に着いたこともあり
思考回路もよく回らない


聞くと 高校卒業したての社会人

松本山雅の試合を初めて見たのは
前年のアウェイ西京極の京都戦
その時はメインで見てて
ゴール裏の応援になんじゃこりゃ
と思ったのがきっかけという
この試合は松本山雅がPO圏内である
6位以内を決めた試合だった


そこから2015年シーズン開幕戦
極寒の広島戦で初アルウィンを踏む
ナビスコのアウェイ鳥栖戦も現地へ

そして4試合目
地元大阪で開催されるアウェイ戦
そりゃ目もランランとなるよね


「今日を死ぬほど楽しみにしてました」


その言葉に偽りを感じなかった

そしておもむろに
山崎パンの6個入り
ミニ小粒アンパンを差し出す

間違いなくいい奴であった



早く着いて万博公園内を回ろうと
ぼんやり思っていた計画に
この素晴らしい現地ガイドが付く

万博公園太陽の塔に留まらず
竣工中の吹田スタジアム
その横にあるG大阪のクラブハウス
試合前からとても充実した時間になる


試合には負けてしまったけど
実はその辺はあまり覚えていない


くくるのタコ焼きに並ぶサポを見て

「なんでこんなん並んでるんや…」

と唖然としていたり

試合中に周りからブーイングが出ると

「へ…下手くそすぎる…」

と呆然としてたり
※まぁそりゃ青黒の裏で応援してたならね

その辺のリアクションが実に新鮮だった

彼との出会いは間違いなく
松本山雅を通じないとそもそも
つながるはずが無い関係だった

大阪と松本 確かなつながりがある


その日は連絡先を交換し
6月にアルウィンで再会
降格が決まってしまった
アウェイ神戸も一緒に見た

そして2016年の4月GW初日
大阪から車で淡路島を超え
アウェイ愛媛まで遠征に出た

出会ってちょうど1年が経っていた


ちなみに
このブログを書いてる日は
彼の誕生日である

おめでとう!
今年も西日本中心によろしくね

九州のおっさんサポの話

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松本山雅の2016シーズン
熊本での開幕戦の
ブログを書いていたら
思い出したことがあった

それがタイトルの
九州のおっさんサポの話だ


熊本で負け試合を食らって
いそいそと駐車場に向かってた時
不意に話かけられた

なんか嫌みでも言われるんか?
と思っていたら全然違った
話は当時ウチの正GKの
シュミットダニエルについて

前年シーズンは熊本で戦っていた


「ダン君 調子悪そうだね」

「へ?そうですか??」

「そうだよ 見れば分かる」


口調と目尻がとても優しい
勝った勢いで相手サポ捕まえて
話しかけてきた訳ではなさそうだ


「でも調子が戻れば問題ないよ」

「…そうだといいんですけどね」


調子のバロメーターとは
どうもダンのキック精度だったらしい


「昨年あれにはたくさん助けられたからね」


と最後に言い残して別れた
そのキック精度の高さを
知ることになるのはもう少し先の話だが


たまたまなのかもしれないが
昨年アウェイのスタジアムで
急に話しかけられたのも九州だった


長崎
「いやはやー遠くからお疲れさまですー」

大分
「松本からここまでどんくらいかかんだー」


と両者極めて絶妙にフレンドリーである


さらには握手まで求められて
新政党の若手議員みたいな気持ちに
確かどっちかお土産をもらった記憶
※本当に議員だったら
投票と同時に私逮捕であるかもしれぬ…


他クラブのサポとの交流には
衝突や小競り合いのイメージが
強かったのだけど
九州で話しかけられた人は
みんな穏やかで優しかった
(J2だから?とかは嫌だな)



自分の住んでる街に
サッカークラブが出来て
そこに週替わりで
しかも全国各地から
年齢も性別もいろんな人が
大挙として訪れるということは
一体どんな気持ちなのだろうか

それは年を重ねる毎に
捉え方が変わってくるのかも
しれないと感じたし
その時まで自分がクラブを永らく愛し
スタジアムに来れていたのならば
遠方からの他サポに優しくなれると思う


器量と寛容さ まだまだこれからである